カンタとハンナ

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もん&ブラザーズ ~最後の妹②~

         もん&ブラザーズ ~最後の妹①~ の続きです。

         もんの妹、ジュニアを捕獲して避妊させる覚悟は決めたものの、
         その後、リリースする場所はありません。
         生まれ育った現場は、あと数日後には閉鎖になり、帰る場所がないのです。
         オッサンに現場の状況を説明して相談した所、
         『連れて帰って来い』と言って貰えました。

         その言葉を聞いて、翌日、yamamiさんに2階建てゲージを借りに走りました。
         我が家に連れて帰る準備を万端にして、心の準備も整えて、
         翌日、捕獲器を持って、日が昇る前に現場へ行きました。
         捕獲器の使い方は、何度も練習をして習得したつもりですが、
         不安で一杯で、結局yamamiさん付き合って頂く事にしました。
         無理なお願いに快く協力して下さって、本当に感謝しています。

         二人で現場をくまなく探しましたが、何処にもいませんでした。
         餌やりのおじさんや職人さん達が出勤して来てしまって
         邪魔になってはいけないので、おじさんに猫の姿が見えたら
         直ぐに連絡して欲しいと頼んで、一旦諦めて帰りました。

         3時を過ぎた頃、猫がいると連絡が入り、一人で直ぐに現場に戻り、
         『にゃーにゃー』と鳴き真似しながら探すと、後ろからジュニアが
         そうっと出て来ました。

         2度と失敗は許されないと思うと、緊張で震えが止まりません。
         捕獲器に餌を仕掛け、隠れていると、直ぐに入りかけて、入り口付近の
         餌だけ食べて逃げてしまいました。
         直ぐにもっと、間隔を狭くして、奥まで誘導する様に餌を並べて隠れ様として、
         振り返ったら、もう捕獲器の奥へ入って行こうとしているではありませんか!
         どうか、しっかり扉が閉まります様に・・・と願った瞬間、いとも簡単に
         捕獲成功。 直ぐタオルを掛けて車へ。

         車にジュニアを乗せて運転席に座った時、足がガクガクと音を立てて
         震えてるのに気が付いた。
         
         まさか、私の人生で捕獲器で野良猫を捕まえる日がやって来ようとは、
         両親でさえも想像しなかったろうなぁ・・・。。。

         その足で病院へ。 病院へは、またyamamiさんに付き添って頂きました。
         数時間で手術は無事終わり、血液検査も全て良好の結果でした。

         そして、とうとう我が家へジュニアがやって来ました。

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         ハンナが入らない様にリビング続きの部屋の入り口に
         柵を付けて、もんだけが行き来出来る様にしました。
         その部屋の奥にゲージを置きました。

         色んな方からアドバイスを頂いて、とにかく隠れてしまわない様に
         当分の間はゲージに入れて、猫に人間の生活を無理にでも
         見せておく事にしました。
         病院の先生の話では、半年~1年位はゲージで様子をみなければ、
         放してしまうと、食事時以外は完全に隠れて生活してしまい、
         何日も姿を見せない様な“家野良”になってしまうと言われていました。

         初日は大きな布で覆って、興奮しない様に配慮しました

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         もんが、ゲージの上で眠っていました。

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         勿論、兄妹だと自覚はないと思いますが、
         ゲージ越しに、手を入れてちょっかいばかり出していました。

         オッサンが、『もこちゃん』と名づけました。
         こんな状態で里親探しなんて、何年先になるかも分からないし、
         うちのコになるしか道はないのだろうと、
         二人して、漠然とですが、そんな風に考えていました。

         もこちゃんが落ち着くまで、出来るだけそっとしておく事に徹して
         私は黙々と、ご飯と水とトイレの世話だけをしました。

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         私が世話する間は、ダンボールのベッドで、黙って蹲ったままでした。

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         私と目が合うと、視線を逸らします。

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         私やオッサンが手を出すと『シャーシャー』と威嚇しまくり。
         オッサンはそれでも、オヤツを手であげようとして、
         引っかかれて出血する始末。
         私はそれを見てどん引き。 苦手心を呼び覚まされました。

         そして、夜は悪夢の様でした。
        
         深夜12時から朝の6時まで、鳴き叫び続けたのです。
         ダンボールのベッドはびりびりに破いて破壊、
         猫砂をトイレから全て掻き出して、ゲージの中は荒れ放題。

         ハンナはベッドで私と一緒でないと、絶対に眠れないので、
         ジュニアの部屋で鳴き止むまで様子を見たいのに、
         そうすると、今度はハンナが鳴き出す始末。

         もんをゲージに入れると、しばらく安心して落ち着いてくれたので、
         一日はもんにゲージで一緒に寝て貰いましたが、
         もんも、ずっと閉じ込めてるのは可愛そうで、夜中に入れたり出したりと、
         オッサンも、私も来る日も来る日も全く眠れない日々が続きました。

         もこちゃんは、外に居た頃の様に私の鳴き真似にも答えてくれない。
         私のやっている事は、間違っていたのか、、、
         もう、どうしていいのか頭を抱えている私に、
         麻生さんが、毎日毎日メールを下さって、京都から、わざわざ何度も
         我が家まで様子を見に来て下さっていました。

         麻生さんも、『こんなに怯えた猫は見た事がない。』とおっしゃって
         子猫の頃に虐待にあっていたのかもしれないね・・・と。
         餌やりのおじさんも同じ事を言っていました。
         職人さんは、皆優しい方ばかりでしたが、猫嫌いの人がいたのかもしれません。

         

         昼間は近くで様子を見ていても眠れる位にはなっていました。

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         けれど、1週間経っても、夜になると鳴くは暴れるは、、、
         私達への警戒心も、ほんの少しもなくなりません。
         ハンナのイライラも限界に来ていたし、
         何よりゲージに閉じ込められているもこちゃんのストレスも
         限界に来てしまっていました。



         続く。


          
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by kan4han10 | 2009-03-28 00:01 | Comments(6)
Commented by うさねこ at 2009-03-28 02:05 x
かんはんさん、初めまして。
かんはんさんの文章から明るい未来が見えなくて
どうなってしまったんだろうと胸が苦しいです。
昨年の4月から5月にかけて近くの特養の中庭に住み着いた
キジトラ親子3匹を保護し家に入れました。
そのうちの母猫を避妊手術後に家の中で逃がしてしまい
7か月もの間家庭内野良でした。
かんはんさんの写真にある捕獲器を使って身柄を確保し
今は3段ケージで暮らしてもらっています。
亀の歩みですが少しずつ馴れてくれて今年の目標はお部屋デビュー。
もこちゃんのことが他人事に思えなくて
結末はもう変えようがないでしょうけど、なんとか幸せにと祈るばかりです。
Commented by kkagayaki at 2009-03-28 06:56
いろんな猫を捕獲して保護したけど、ここまで
の子はいなかったかもしれないですよ。やっぱり
虐待にあったんでしょうね。どうかいい結末で
ありますように。
Commented by asokeiko at 2009-03-28 16:10
何も役にもたてず、本当に申し訳なかったです。

人間と目が合わせられなくて、
顔を隠してしまう猫なんて、私、はじめてで、
どうしていいかわかりませんでした。

でもそれでもかわいくて、かわいくて、
ぎゅっと抱きしめたくて、
でも何もできなくて、

これ以上、書くとネタバレになるから、
このへんで退散します。

かんはんさんの銅像、つくらないとね。
Commented by Kです もこちゃんの at 2009-03-28 20:28 x
も、も、も、もこちゃ〜ん!
非常に続きがき・に・な・り・ま・す〜〜〜〜〜!!!!

もこちゃんは
幸せの名前です、よねー?!
続き ドキドキします

しかし、やっぱり
もんちゃんとにてますよねー?

私、映画あんまり見ないのですが
理由は外人さんは見分けがつかなくて話がわからない
という どんくささ、頭の悪さですけど
似てるように見えました♪

Commented by chimuta at 2009-03-29 08:18 x
かんはんさん
本当に大変なお世話を・・・もこちゃん どうなったのでしょうか
野良猫を飼った事がないので分からないけど 人間の気持ちって
通じるものなのではないのかな?

私には そういう動物達のお世話をしてあげられる時間が
ないけど いつか そういう動物達の心を癒してあげられる
仕事をしてみたい。

かんはんさん おっちゃんさんも もんちゃんも ハンナちゃんも
がんばってください 応援しています
Commented by kan4han10 at 2009-03-29 14:18
★うさねこさん
凄い体験をなさったのですね。7ヶ月もの間、家の中で隠れて過ごして
いたなんて・・・
良く頑張られたんですね。 『亀の歩み』という表現が手に取る様に
理解出来ます。私がもう少し猫慣れしていて、
ハンナがもう少し受け入れてくれたら、、、と歯がゆいばかりです。

★kkagayakiさん
本当に虐待にあったのだとしたら、残念でなりません。
こんな可愛いもこちゃんを、蹴ったり叩いたりしたなんて・・・。

★asokeikoさん
麻生さんに、申し訳ないと思っているのは私の方です。
勝手に保護しておいて、結局沢山の迷惑を掛けてしまいました。
後は、私も見守るしか出来ませんが、、いつの日か嬉しい涙が
流せる日が来ると信じています。

★Kです もこちゃんのさん
そうなんですよ!“もこちゃん”なんです!その後、名前は変わるのですが・・・
横顔がもんに似てるんです。愛しくてたまりません。

★chimutaさん
ある程度大きくなるまで野良生活だったけど、人間に世話されて
生きて来たのに、人間不信だなんて、虐待にあっていたのでしょうか・・・

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2007年6月に天使になったポメラニアンのカンタと、ラブラドールのハンナのつれづれ日記


by kan4han10
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